{% extends 'default_frame.twig' %} {% block stylesheet %}
楽天SKUプロジェクト移行後の在庫数更新方法についてご説明します。
SKUプロジェクトに移行してから、データの扱いが少し複雑になっていますので、
RMSの操作方法、商材王サイトの操作方法、エクセルの小技など紹介しながら、
わかりやすく説明してきます。
1-2 CSVがダウンロードできる場所
1-3 ダウンロード項目
1-4 FTPソフトについて
1-5 FTPソフトを使ってダウンロード
3-2 エクセルについて
3-4 VLOOKUP関数の使い方
3-5 作成したデータの保存
3-7 商材王の型番を変更している場合
5 まとめ
先ずは、RMSから、在庫更新をしたい登録済み商品のリストをダウンロードします。
このマニュアルは、CSV商品一括編集のお申込みをされている事を前提として進めて行きます。
RMS内の登録商品やカテゴリ設定、在庫更新を一括で編集するには
楽天市場の有料オプションサービス「CSV商品一括編集」にお申し込みが必要です。
月額11,000円(税込)はちょっと高い気がしますが・・・
これが無いと1商品、1商品、在庫更新や価格更新をすることになります。
楽天市場に全部で5万店舗あり、ほぼ全店舗申し込みしているでしょうから
楽天さんはこのオプションだけで5億の売上・・・凄いですね。
申し込みがまだの方はこちらから↓
店舗様向け情報・サービス> オプション機能利用申込・解約
機能名の「CSV商品一括編集」の詳しく見るから内容をご確認の上お申し込みください。
RMSにログイン、店舗設定→商品管理→CSVダウンロードを開いてください。
「商品番号」、「システム連携用SKU番号」、「在庫数」にチェックを入れて
最下部のダウンロードボタンをクリック。
※「商品管理番号(商品URL)」、「SKU管理番号」も使用しますが、必須項目のため
チェック無しでも自動的にダウンロードされます。
RMSからダウンロードしたデータはFTPソフトを使ってやり取りします。
ダウンロードボタンを押した後、データはFTPサーバーに置かれるので
そこにアクセスして、ダウンロードやアップロードを行います。
FTPソフトは無料の物から有料の物まで様々なソフトがネット上で入手可能です。
ここでは、楽天推奨の無料FTPソフトをご紹介します。
CyberDuck(サイバーダック)
設定方法(要RMSログイン)↓
https://navi-manual.faq.rakuten.net/item/000046867
WinSCP(ウィンエスシーピー)
設定方法(要RMSログイン)↓
https://navi-manual.faq.rakuten.net/item/000046866
それぞれ、RMSのヘルプに使用方法など記載がありますので、
ここでは割愛させていただきます。
その他、FileZillaやFTPRushなどもあります。
FTPRushのバージョン2まではアップロード時間を指定できて、
この時間から価格を変更したいという時に便利です。
楽天市場は仕様変更により、CSVダウンロードに関してはSFTP接続のみに変更されました。
有名な「FFFTP」はSFTP接続に対応していない為、使用できなくなったので、別の物をご用意ください。
(GOLDでは使用できます。2023年9月現在)
※SFTP接続とは、一言で言うとFTP接続より安全にデータのやり取りができる接続方式です。
ソフト接続設定項目 |
|
プロトコル |
SFTP(SSH File Transfer Protocol) |
サーバ |
upload.rakuten.ne.jp |
ポート |
22 |
ユーザー名 |
店舗様向け情報・サービス>各種申請・設定変更>設定変更 に記載のユーザー名 |
パスワード |
上記で設定したパスワード |
インストールしたFTPソフトを開き、接続すると、
画面がいくつかに分割されていて、ローカルやリモートと書かれている所を見つけます。
ローカルは自分のパソコン、リモートはサーバーになります。
リモートの枠にあるフォルダ名は
cabinet
csv
images
ritem
となっているはずですので、
この中の「ritem」を開きます。
ritemの中身は
logs
download
batch
の3つのフォルダが入っているので、その中の
「download」を開きます。
RMSでダウンロードボタンを押してからしばらくたつとここにファイルが出現します。
※ファイルが置かれると「【商品一括編集】データダウンロード完了のお知らせ」という件名で
support@rakuten.co.jpからメールが来ます。
※登録商品数や、楽天のサーバー状態によりダウンロード時間が30分ほどかかる場合があります。
ダウンロードされるファイル名の例↓
dl-normal-item_20230101235959.csv
※数字の羅列は日付時間分秒です
FTPソフトによって違いますが、だいたいデスクトップ等にドラッグ&ドロップで保存できます。
できない場合はFTPソフトのマニュアルを見てください
WinSCPの画面はこんな感じです。↓
次に商材王の在庫表をダウンロードします。
商材王サイトの使い方を含めて解説します。
商材王にログインします。https://www.shozaioh.com/
トップページ上部の
|商品価格・在庫表一覧|をクリック
下の画像のように在庫表が開くので、表の右上あたりの ページ当たり最大20件を5000件に変更
すぐ上のアイコンをクリック、選択肢が出るのでCSVをクリック
設定されているダウンロードフォルダにダウンロードされます。
(ダウンロード先を変更していなければ、通常はPC内の「ダウンロード」フォルダになります)
ここからは、RMSからダウンロードしたデータを編集して、
アップロードできるように加工していきます。
RMSからダウンロードしたデータを編集します。
ダウンロードしたデータをエクセルで開くと、下の画像のような状態になります。
この表のE列の在庫数のセルにSKU管理番号またはシステム連携用SKU番号の
型番に対応した在庫数を入力していきます。
数商品であれば、手作業で、例えば、AL03BT-BKの在庫数が商材王の在庫表に5とあれば、
それに対応するE3セルに「5」を入力します。
100商品~全商品登録してある場合、20商品ぐらいで手作業は力尽きますので、
エクセル関数を使って一気に入力していきます。
次でその方法を解説します。
それでは、在庫数を一気に入力する方法を解説していきますが、その前に
「エクセルあんまり使ったことないんです」という方のために
少し簡単な操作を説明します。
コピー&ペースト
セルの内容をコピーして別のセルに貼り付け(ペースト)するショートカットです
コピーしたいセルを選択した状態で、
Ctrl+C コピー
Ctrl+V 貼り付け
※数字や文字が記入された「ひとつひとつのマス目」のことを「セル」と呼びます。
※エクセル画面右端の数字は「行」の番号、上部にあるAから始まるアルファベットの部分を「列」と呼びます。
例:上の画像のA列、1行目のセルの内容は「商品管理番号(商品URL)」になります。
フィルターをかける
入力データの中から特定の条件を満たすデータだけを抽出できる機能です。
フィルターは、任意の条件を設定でき、複数の条件を同時に満たすデータだけを絞り込むこともできます。
通常、表の一番上の行にフィルターをかけます。
エクセル画面上部の「データ」をクリック、フィルターアイコンがあるので
1行目をすべて選択した状態で「フィルターアイコン」をクリック
1行目にボタンのようなものが表示される。
※ショートカットはCtrl+Shift+L
この状態でボタンをクリックすると絞り込み条件が表示され、任意の絞り込みができます。
それでは本題に戻ります。
実際にデータを編集していきましょう。
ゴールはSKU管理番号かシステム連携用SKU番号に対応する在庫数をE列のセルに入力する事でした。
VLOOKUP関数を使用して在庫数を一気に入力していきます。
先ずは、1行目にフィルターをかけます。
C列もしくはD列のフィルターボタンをクリックして、
出てきた画面のスライドバーを一番下までスライドして、空白セルのチェックを外し、OKをクリックします。
表はこのような状態になります。↓
この状態からVLOOKUP関数を使い在庫数を入力していきます。
商材王からダウンロードした在庫表もエクセルで開いておきます。
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)
1. [検索値] ...... どのデータで
2. [範囲] ...... どこを検索して
3. [列番号] ...... どの列にある値を取り出すか
とりあえず[検索の型]は「FALSE」
これに当てはめるようにE3セルに入力していきます。
E3セルに「=vlookup(」と入力します。
次に
1. [検索値] ...... どのデータで
を入力します。
※今回はD列のシステム連携用SKU番号を使います。
D3をクリックすると「=vlookup(D3」と入力されます。※普通に入力しても同じです。
D3の次に「,」を入力します。
次に
2. [範囲] ...... どこを検索して
D3セルの内容と同じ内容のセルをどの場所から検索するかを指定します。
商材王在庫表(ここではshozaioh_stock.csv)に移動して、B列~F列を列ごと選択します。
※Bと書かれている部分からFまでドラッグする。
すると、[shozaioh_stock]shozaioh_stock!$B:$Fと入力されます。
次に
3. [列番号] ...... どの列にある値を取り出すか
取り出したいセル内容のある列が、2で選択した範囲の何列目かを入力します。
今回は在庫数のF列の情報を取り出したいので、Bから数えて5列目なので、
dl-normal-item.csvに戻って、続けて「,5」と入力します。
次に
とりあえず[検索の型]は「FALSE」を入力します。
※半角数字のゼロでもOK
5の後に「,」を入力するとTRUEとFALSEの選択肢が出ますので、「FALSE」を選択します。
続けて、かっこ「)」を入力してエンターを押します。
エンターを押すと、E3セルに数字が入り在庫数が入っている事が確認できます。
次に、この関数を残りの型番にも適用させていきます。
E3をクリックしCtrl+Cでコピーします。
E4をクリックし、E列のデータの一番下のセルをクリックします。
Ctrl+Vで全てのセルに貼り付けします。
※スピード重視なら Ctrl+C→Ctrl+Shift+キーボードの下矢印キー→Ctrl+V で貼り付け完了です。
これで型番に対応する在庫数が入力されました。
※※エクセル小ネタ
エクセルやワードのMicrosoftOfficeですが、
サポートの切れたバージョンを使用しているとセキュリティ的に危険ですので、
最新バージョンを使用することをお勧めします。
Office365であれば、常に最新のアプリを使用できるのでお勧めです。
Office2019移行のエクセルでは「XLOOKUP関数」が使えます。
VLOOKUPの上位互換の関数ですので非常に便利に進化しています。
このように新しく便利な関数が最新版では追加されていきますので、教務効率も良くなります。
これをアップロードできる状態に変換します。
C列のフィルターボタンをクリックして、
"システム連携用SKU番号"からフィルターをクリアをクリックしてフィルターを解除します。
フィルターを解除したら、E列を選択し、Ctrl+Cでコピーします。
続けて、E列を選択した状態で右クリック、
このアイコンをクリックします。
※このアイコンが表示されない場合は、形式を選択して貼り付けをクリック
小窓が表示されるので「値」にチェックを入れてOKボタンをクリックします。
これで、E列に入っていた関数が、数字(値)に置き換えられます。
これでアップロードできる状態になりましたので、 ファイル名を付けて保存します。
アップロードするファイルのファイル名は必ず
normal-itemで始まるファイル名にしてください
例:normal-item.csv normal-item-20230901.csv など
この手順をそのまま適用して頂ければ問題ありません。
VLOOKUP関数で在庫数を抽出する際に、貴社型番と商材王型番の対応表が必要です。
その場合の手順を説明します。
先ず、商材王在庫表に貴社型番の対応表からVLOOKUP関数を使って表示させます。
RMSからダウンロードしたCSVのシステム連携用SKU番号が貴社型番になっていますので、
同じようにVLOOKUP関数を使って、在庫数を表示させます。
貴社型番対応表を使用して、商材王在庫表に貴社型番を入力
この状態から、同じようにdl-normal-item.csvにVLOOKUPを使用して在庫数を入力してください。
※この例の場合のVLOOKUP関数の
1. [検索値]はシステム連携用SKU番号
2. [範囲]は貴社型番を入力した商材王在庫表のC列~G列
3. [列番号]は5
になります。
最後にRMSへアップロードして反映が確認されたら完了となります。
アップロードもFTPを使いますので説明していきます。
FTPソフトでサーバーに接続します。
cabinet
csv
images
ritem
この中の「ritem」を開きます
ritemの中身は
logs
download
batch
の3つのフォルダがありますので
今度は「batch」を開きます。
batchフォルダに作成してファイル名をnormal-itemで始まる名前を付けたCSVファイルを
ドラッグ&ドロップ等でフォルダに入れます。
読み込まれるとbatchフォルダ内からデータが消えます。
※ファイル名がnormal-itemで始まらない名前の場合読み込まれず消えません。
※表示が消えない場合、もう少し待つ、FTPソフトを再起動してみる、をお試しください。
エラーが出ると「logs」フォルダに新しくファイルが現れます。
エラーが出なければ、ファイルが消えた時点で反映完了となります。
「logs」に出現するファイルを開くと
エラー内容が書かれていますので、その部分を修正して再度アップロードします。
楽天SKUプロジェクトでデータの編集が以前より手間がかかるようになりましたが、
エクセルの関数などを駆使すれば、簡単にできるようになると思います。
今後、もっと楽な更新方法を見つけ次第お知らせしていこうと考えております。
更新手順まとめ
1.RMSからデータをダウンロード
2.商材王在庫表をダウンロード
3.RMSからダウンロードしたデータをアップロードできる状態に編集します。
4.商材王在庫表から在庫数をRMSデータに入力します。
5.データを値にして、normal-itemから始まるファイル名で保存します。
6.FTPソフトを使ってアップロードして完了です。